転職回数が比較的に多いエンジニアの場合、転職活動をする際はある程度の工夫が必要である。というのも、企業側がスキルシートを見た時に転職が多いことに気付くと、面接時に細かく質問されることが多いからである。その内容によっては、仕事が長続きしない人や人間関係を作れない人だと思われ、採用を見送られる可能性もある。

そこで、転職活動を何回もしているのであれば、特に理由もなく転職を繰り返しているジョブホッパーではないということを理解してもらうことが大事である。自分は、より良いキャリアを築くために、明確な理由があり複数回転職しているということを伝えた方がリスクを回避できる。具体的には、それぞれの転職についての理由を面接でしっかりと伝えられるように準備しておく。たとえば、より規模の大きなプロジェクトに携われる会社に移りたいと思ったといった理由だ。可能であれば、スキルシートにもそれが分かるような説明を加えるようにする。一例としては、「◯◯分野での開発をしたいと思い、△△社に転職」といった形が望ましい。

転職回数が多いのであれば、どんな企業でも多少はその理由を知りたいと思うものだ。前もって採用担当者の心のうちを想定して、納得のいくような答えを用意しておくと良い。その答えは、当然ながらポジティブに捉えられるような内容が望ましい。かつ、自己成長への意欲が高いという印象を与える内容であれば、採用担当者の心を掴みやすく、転職成功へと繋がるだろう。